高度に結びついた機器を落雷から保護する為に参考にすべき基本情報を集め、まとめた私の見解です。
Home /規格と基準 /JIS:通信用SPD通信用SPDにおいても雷電流に対する耐久性と制限電圧(電源用SPDの電圧防護レベル)がSPDの性能の重要項目です。印加するインパルスの電圧及び電流波形を決めて分類(カテゴリ)しており、SPDの制限電圧と耐久性を確認します。制限電圧と耐久性の検査は同じカテゴリの インパルスを用い、カテゴリCでの検査は必ず行い、追加でその他のインパルスを用いての検査を行ってもよいとされています。制限電圧と耐久性検査は同じカテゴリのインパルスを用いますが、印加条件、回数が多少異なっています。
X1-C, X2-Cと対地間に正極性、負極性で 各5回インパルスを印加しますカテゴリから選択したインパルス波形を端子間( X1-C, X2-C)に同時に同極性、又は別々に試験します。
インパルスは正極性5回、負極性5回を印加します。任意で追加試験を行う場合はカテゴリA1,B, C,及びDから選んだ波形で行います。
X1-C, X2-Cと対地間に試験条件で示される回数(半分を正極性、残り半分を負極性)をインパルスを印加し、試験します。
下に示す表のカテゴリから選んだインパルスをカテゴリごとに決められた回数をX1-X2端子に(X1-C, X2-Cと別々に印加しても可)印加します。印加回数の半分は正極性、残りは負極性とし、追加試験でカテゴリA1, B, C およびDから選んだカテゴリ条件で試験しても良いとしております。
C1, C2は誘導雷電流波形で繰り返し侵入する事を想定し印加回数が多く、D1は直撃雷電流波形で大きなエネルギ-の雷サ-ジに対する性能であり印加回数は数回に留まっています。両試験ともインパスルの印加間隔の時間規定はありませんが装置が蓄熱を防ぐ事としております。
インパルス制限電圧:
カテゴリCから選択したインパルス波形を端子間( X1-C, X2-C)に同時に同極性、又は別々に試験します。インパルスは正極性5回、負極性5回を印加します。任意で追加試験を行う場合はカテゴリA1,B, C,及びDから選んだ波形で行います。
インパルス耐久性:
先の表のカテゴリCから選んだインパルスをカテゴリごとに決められた回数をX1-X2端子に(X1-C, X2-Cと別々に印加しても可)印加します。印加回数の半分は正極性、残りは負極性とし、 追加試験でカテゴリA1, B, C およびDから選んだカテゴリ条件で試験しても良いとしております。
本Web サイトで示すものは、落雷による機器の破壊を避ける為、機器保護の方法について私的な見解をまとめたものです。内容については最善をつくしましたが、考え違いや見落としがあった場合はご容赦下さい。
また本説明に基づき保護対策を行い、機器及びそれに関連する被害が発生した場合でも、一切の責任を負いませんので、雷保護対策は自己責任で設計し施工してください。